多民族国家最後のPK
今年、オランダのハーグでの旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷で禁錮40年の有罪判決を言い渡されたセルビア人勢力指導者ラドヴァン・カラジッチが、若き日にFKサラエヴォで心理学者として従事していたけれども、その時、後の悪辣な政治家と共に時間を過ごした当時のプラーヴィの主将ファルク・ハジベギッチは、 自惚れなしに、アルゼンチン戦のペナルティーキックを成功させていれば、戦争を遅らせる事ができたと回顧した。これは、戦争が政治家の決断によってなされた証拠、または、文化、宗教、経済危機の問題でなく、政治決断の問題であり、 今日、何が起こっているかを見渡すとき、この戦争から教訓を何も学んではいない、 歴史から何も学ばなければ、歴史は常に繰り返すと警戒することも忘れなかった。